研修で学んだことを現場で活用してもらうために

勉強は何のためにするのか?

先日、ある勉強会に受講者として参加してきました。

その際、ひょんなことから、同じグループの人に

「子どもに勉強しろ!って言った後に、子どもから『勉強って何のためにするの?』と聞かれたら困るよね」

と投げかけられました。

そんなエピソードをお伝えします。

 

「勉強って何のためにするの?」と聞かれたら困るとのこと。

その後、その人は、「勉強できると、良い大学に行ける」「良い会社に就職できる」「人生の幅が広がる」などと

いろいろと子どもに伝えたそうですが、どれも響かなかったそうです。

と言っている自分も、自分で納得できていないようで、「難しいです」と言っていました。

 

単なる雑談だったのですが、「WHYの探求」が大切だと改めて考える機会になりました。

どんなことでも「WHYを探求する」ことは難しいです。

ですので、見つからなくても考える、探す、見つける、聴く、訊く必要があると考えています。

今回の「勉強するWHY(理由)」も、考え続けて、自分の人生経験と照らし合わせれば、いくつか湧き出ると思います。

しかし、WHYの探求が難しく、途中で諦めたら、「勉強しろ!」と命令するしかありません。

仕事でも、部下(後輩)に、「いいから言われたことをやれ!」と言うしかないのと同じです。

業務のWHYも、勉強のWHYも探すのは面倒だとは思います。

でも、WHYを納得せずに、相手が素直に従順に行動してくれたら、本当にそれで良いのでしょうか?

 

みなさんはいかがでしょうか?

部下や子どもに対して、理由を言わずに「行動だけ」指示することはないでしょうか?

WHYを探求し、見つけることで、業務改善や効率化、モチベーションアップにもつながります。

説明することが難しいことこそ、時間をかけてでも考えること、

私自身もこれが大切と考えます。