目標設定の必要性・今昔物語
今回は「目標設定の必要性・今昔物語」についてお伝えします。
みなさんは2024年の目標を設定しましたか?
既に、1/6が過ぎ去りましたが、順調に目標に近づいているでしょうか?
さて、目標のことですが、
今は、管理職研修でも、「部下の夢や目標をヒアリングしましょう」とか
「管理職自身も夢や目標を作りましょう」ということをお伝えしています。
また、個人の目標だけでなく、「部署の長中期目標も作りましょう」とも伝えています。
そのような中、ある講師が言っていました。
「昔(今昔の昔)は、誰も夢や目標なんて設定していなかった。
自分の目標なんて、誰も考えてないし、必要なかった。
今は何で考えてないといけないのか?」と言っていました。
確かに、昔は、一人ひとりが自分の「夢や目標」なんて考えずに働いていたかもしれません。
もちろん、個人差があるとは思いますが、割合的には少なかったのではないでしょうか?
40歳代以降のみなさん、いかがでしょうか?
それで、なぜ今は「目標を設定することが必要なのか」と言われているのか?
以下は私の個人的な考えですので、ご了承ください。
実は、昔はみんな「夢や目標」を持っていなかった、のではなく、あったと考えています。
それは、「出世したい」「賃金を増やしたい」という夢や目標です。
だから、いちいち一人ひとりが考えることなく、自然に、
周囲からもそのような期待をされ、同時に期待に応えるポストがあったと考えています。
だから、「夢や目標」を自分で考える必要はなく、自然に隣にあった、ということです。
それに対して、今は「出世したくない」「賃金も適度で良い」
「プライベートを大切にしたい」と考えている人が多いと聞きます。
それはそれで良いことです。
しかし、それでは、どのような方向性で生きていくのか、これは自分で作らないといけません。
どこかにあるわけではなく、自分が作らないといけない時代になりました。
昔のように設定されていないからです。
いわゆる多様性の時代です。
だから、今の時代は「部下の夢や目標をヒアリングしましょう」
これは「部下に夢や目標を考えてもらいましょう。
そうでないと、目の前のことしかできない人になります」
ということと考えています。
※もちろん、「夢や目標」なんてなくても生きていけます。
ただ、ある人の方が、仕事も私生活も楽しめることが多いと考えています。
※自由に決めてよいのですが、自由すぎると考えるのが難しいです。
今の若い人は大変です。
さて、みなさんの組織では、部下やメンバーに、「夢や目標」をヒアリングしていますか?
自分自身でも考えていますか?
1年の1/6が経過しました。
今一度、目標を考えると楽しいかと思います。