研修で学んだことを現場で活用してもらうために

フィギアスケートの解説を聞いて

2022年1月のオリンピックネタです。

私がフィギアスケートを見ていたら、ある人(以下Aさん)が解説をしていました。

そして、Aさんの解説は「ダブルアクセル」「トーループ」などと、

選手が繰り出す技の名前だけを連呼していました。

 

実況の方が、Aさんに話を振ります。

実況「今のはどうですか?」

Aさん「難しいのを飛びましたね」

実況「難しいというと?」

Aさん「スピンが難しいんですね」

 

という感じでしたので、私は解説になってないと思い、

携帯電話で、「A(氏名) 解説」と検索しました。

すると、「Aさんの解説がうまい」などというのが、上位に提示されました。

それを見た自分は、再検索をかけます。

「A(氏名) 解説 ヘタ」

それでも、上位には「うまい」関係の記事が提示されました。

ただ、4番目以降には「ヘタ」の記事がありました。

私は、4番目の記事をみて、「だよな、だよね」と読み込みました。

 

・・・と、ここで我に返りました。

ん? 自分の都合の良い記事だけを見に行ったな。

自分の見たい記事だけを選んだな。

自分の欲しい情報だけをピックアップして、自分の主張が正しいと悦に入ってたな、

と、目が点になりました。

 

私は、日ごろから、意識的に、両方(YesとNo)の意見を取りに行っています。

しかし、意識をしていても、実際には自分の欲しい情報しか見ないし、

聞かないし、探さないし、共感しないんだな、と改めて思った次第です。

 

だから、自分の周囲にイエスマンしかいない人、

自分の反対意見に感情的に反論する人、

自分の同じ意見や考えだけしか聞かず、

それ以外の情報を(無意識で)排除する人、

自分の行動基準に沿っていないとイラつく人などなど・・・

こんな人、いっぱいいるのは当然かとも思いました。

むしろ、世の中、実は、これが当たり前なのかもしれません。