降雪でスピンしている車とノミのジャンプ
2022年1月6日(木)は、東京、神奈川に5-10cmの降雪がありました。
翌日、私はテレビ報道を見ていたのですが、そこで感じたことをお伝えします。
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テレビ報道で、箱根の山道で夏用タイヤの車が立ち往生していました。
一家で旅行とのことで、父親(運転手)は
「もう少しで宿につくんだが…」と言っていました。
私はそれを見て、「夏用タイヤで行くなよ(笑)」という反応でした。
私は、私の車を既に冬用タイヤに代えています。
そのままテレビを見ていると、1台の車が近づき、停車し、
「近くのガソリンスタントでチェーンが売っていましたよ。買ってきましょうか?」
と立ち往生している運転手に提案していました。
喜んで助手席の母親が同乗して、チェーンを買いに行き、事なきを得ていました。
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これだけの報道です。
私は、その場に私がいたら、立ち往生している車を見てもスルーするだろうと考え、
また、テレビでの報道とはいえ、相手を笑っていた自分を恥じました。
ただ、見も知らぬ人に(自分の時間を割いて)手を差し伸べる
「神」のような親切な行動ができる人を見て、
自分の態度や姿勢を改めること、この反省も大切だと感じました。
教育業界で有名なノミの話があります。
ノミは、通常30cm飛べます。
しかし、ノミを逆さにしたコップにかぶせると、コップの高さまでしが飛べません。
その後、コップをとっても、コップの高さまでしか飛ばないのです。
元の30cmまで飛ぶようにするにはどうすればいいのか?
それは、他のノミを連れてきて、横で飛んでいる姿を見せるだけでいいそうです。
ノミは、マネするそうです。
私も、チェーンを買ってくる能力は持っています。
なので、これからは、雪で立ち往生している車を見たら、
可能な限り、手を差し伸べたいと思います。
さて、みなさんの会社には、「神(ロールモデル)」はいるでしょうか?
また、そのような人がいた時、自分もできると思える環境でしょうか?
自分も挑戦してみようと思える環境でしょうか?
多くの方が、山のような仕事に追われ、且つ、時間に追われながらですから、
難しいかもしれません。
でも、隣で高く飛んでいるノミを見たら、
あいつだからできるんだよなー。なんて悟ったふりをしないで、
自分もやりたい、と思える職場にしたいですよね。