研修で学んだことを現場で活用してもらうために

ワクチン打ちましたか?

最近、複数の研修担当者から

「受講者の安全のために、講師がワクチンを打っているか確認させて下さい」

ということを質問されたので、それについての見解をお知らせします。

 

この「ワクチン打ちましたか?」という質問自体は、まったく問題ありません。

ちなみに、私は8/14に1回目を接種し、2回目は9月上旬の予定です。

ただ、講師がワクチン接種をする効果をご存じでしょうか?

 

まず、ワクチンの効果について、

厚生労働省のホームページには、このように書いてあります。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0011.html

・発症予防効果(感染しても発症しない効果)→90%以上あり

・重症化予防効果(重篤にならない効果)→期待される

・感染予防効果(感染しない効果)→確認されていないが期待される

 

上記のため、講師に「ワクチン打ちましたか?」という確認は、講師のためになります。

「研修の受講者の安全確保」の効果にはならないんです。

仮に講師が感染しても(感染してても)、発症しないようにするワクチンだからです。

 

なので、例えば、講師が東京(蔓延地区)から

地方都市(比較的安全地区)に行く場合があります。

ということは、ワクチンを打っている方が、

感染しているかもしれない講師が行く可能性があるんです。

逆に、講師が地方都市から東京に行く場合は、

「ワクチン打ってから来てくださいね」ということが適切になります。

 

私個人の見解としては、ワクチン自体は非常に、とても非常に大切と考えています。

ですが、講師に「ワクチン打ちましたか?」という質問は、

「受講者の安全面には何の影響もない」ということになります。

 

早く、このようなことを気にせずに研修をしたいものです。