研修で学んだことを現場で活用してもらうために

2019年の日本シリーズから「育成/成長」を考える 

2020年の日本シリーズが開催されているので、このようなネタです。

私は「育成や成長」というと、2019年10月22日、

日本のプロ野球の日本シリーズ、巨人VSソフトバンクの4戦目、

4回表のことがとても印象に残っています


1戦目、2戦目共に、ソフトバンクが勝ち、巨人は絶対に勝ちたい3戦目でした。

2-2の同点で4回の表、ソフトバンクの攻撃。

巨人は、4回の最初からピッチャー戸郷(高卒ルーキー19歳)に交代。

ピッチャー戸郷の悪送球などで、1アウト満塁。

犠牲フライで、ソフトバンク3-2巨人

ヒットで、再び満塁

押し出しで、ソフトバンク4-2巨人

2アウト満塁で、ソフトバンクの4番バッターで、戸郷続投

結果、2点タイムリーヒットで、ソフトバンク6-2巨人

ここでピッチャー交代。

このシーンをTVで見ていました。

自らの悪送球でピンチを広げ、押し出しもありました。

見ていた時、何度もここで交代だろう…

特に、4番バッターで交代だろう…と思っていました。

しかし、巨人原監督は続投を選びました。

この4番との勝負の場面、最高にしびれました。

2戦を落とし、必勝の3戦目、4-2でこれ以上、差を広げられたくない、

このような状況で、高卒ルーキーがピッチャー、

そして相手は最強ソフトバンクの4番バッター。

「変えない訳がない!」と思っていました。

他にピッチャーはいました。

しかし、高卒ルーキーとはいえ、押さえられる実力もあったからの続投です。


ここが最大の山場でした。

もし、もし、もし押さえたら、巨人は勢いを得ることができます。

しかし、押さえなかったら、そのまま4連敗もあり得ます。

高卒ルーキーに日本シリーズを任せた場面でした。

結果、打たれてしまい、そのまま敗戦、そして4連敗で終戦でした。

戸郷の続投は失敗でした。

しかし、今年2020年の戸郷(高卒2年目)は、開幕から3連勝を飾り、

8月は無傷の4連勝で防御率は0点台。

2020年は、最終的に、19戦9勝6敗、防御2.76、

日本シリーズの緊張感と普通のペナントの緊張感では、異次元の違いです。

原監督は、短期の成長を求めながら、長期の成長を期待していました。


みなさんの部下や後輩育成も、短期と長期で考えて下さい。

自分の成長も、短期と長期で考えると、ストレスが少し軽減されると言われます。

みんなが原監督のような視点を持って、仕事にまい進して欲しいと考えています。

ありがとうございました。